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Niwata Collection

MIRANDA SENSOREX

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1970年(昭和45年)発売のミランダ センソレックスです。
最初の機種は1966年発売ですが、私の持っているものはアクセサリー・シューが付いたCタイプです。
シャッターはミランダらしく前面にあります。
ユニークな一眼レフ機を送り出して来たミランダの、一番売れたミランダらしいカメラです。

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ペンタプリズムが交換できます。
解除スイッチがわかりにくく、最初どうやって外すのかわかりませんでした。
1000分の1秒まであるシャッターダイヤルは視認性が良く回しやすいです。

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レンズを換えた時の開放値変更ダイヤル。

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中央下部重点測光の「タイプ-3」です。
ミラーに「凹」を逆さにしたスリットがあります。
ここで測光するわけです。

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レンズはAUTO MIRANDA 50ミリ、F1.8。
絞り値をボディに伝える爪が付いています。

天体観測に興味を持っていた高校時代、一眼レフが欲しくて父にねだったところ、あるカメラ屋に
つれて行ってくれました。
ニコンは高いので、その頃人気のあったペンタックスにしようということになりました。
その横の棚にミランダがあったのです。
ミランダなんて名前は聞いたこともありませんでした。カメラ屋によると、輸出を主にしているメーカーで、性能にバラつきがあるのでやめた方が良いとのことでした。
その時私はペンタックスのSLを買ったのですが、ミランダの独特の風貌が印象に残って、いつかは手に入れようと思っていました。
今改めてセンソレックスを手にすると、重くてデザインが野暮ったいですね。

あれから何十年も経ちました。